大河内 敦の裏blog(番外編)

広告会社に勤める一級建築士の断食経験とその後。

断捨離その2                 ~ 楽器を整理・処分する -その6-。

明日が楽器引取りの日だ。

お別れ前に、磨き上げられた楽器にチャンと弦を張り、一本づつ記念写真を撮り、最後にちょっと弾いてケースに収める。

18の時に親戚からもらった大学の入学祝で買わせてもらったヤマハのベースなんか、もう40年以上私とともに生活してきたわけで、ちょっとセンチメンタルな気分になる。いまだにネックもしっかりしていて、質実剛健な手触り。その他電気系統などのコンディションにも問題は無い。特段、高級な楽器と言う訳ではないのだが、今だシッカリした音を出すジャパン・ヴィンテージ ~ いい貰い手が見つかることを願う。

翌朝、一階リビングに楽器を運び、引き取りが来るのを待つ。

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13時半に車が到着。約一時間の引き渡しチェックの後、楽器たちは無事車に載せられる。

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さようなら、楽器たち。

引き取りに来てくれた楽器屋さんと順番にチェックしていてあらためて思ったけど、わたしにはもったいない楽器たちでした。私にはそのポテンシャルを引き出すだけの演奏スキルがあるわけでもなく、ただ、眺めるばかりでろくに手入れも出来ませんでした。

新しい持ち主が見つかって大切にしてもらえれば、と切に願う。~ 長い間お付き合いありがとう。

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今回 売却整理した楽器たち。

手元に四本だけ楽器を残した。これぐらいなら日常的に手入れも出来る。

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今回手元に残した楽器たち。

 あとは、査定と最終的な買取価格の返事を待つ。

断捨離その2                 ~ 楽器を整理・処分する -その5-。

今回売却希望の楽器リストは、楽器名称、シリアルナンバー、判る限りでの製造年、使用材、ダメージ部分やオリジナルパーツを交換した部分などの特記事項を記載、エクセルに写真を入れるなどして、割ときっちり作った。

いい加減な売り物でないことを楽器屋さんに理解してもらうためだ。

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 ・関西では大手・アメリカ村でヴィンテージもののギター・ベースも売っている

  A店、

 ・全国にチェーンを持ち、ギター・ベースのみならず、ピアノやバイオリン、サック

  スなんかも扱い、音楽教室も展開している、育ちのよさそうな芝田町のB店、

 ・また、こちらも全国にチェーンを持ち、特にギター・ベースの中古も含めた在庫の

  豊富さには定評のある、同じく芝田町のC店

の三社を廻って、リストを提示、見積りを依頼した。

 

あと、リストの最後に

 ・量が多いので、家まで取りに来てもらえるか。

 ・もし現物を査定して価格が付かなかった場合、その楽器の処分をお願いできるか。

 ・もし、店頭にある別の楽器を購入する場合、今回の買取希望楽器を下取り扱いにし

  て、価格を割り引くなどのサービスはあるか。

という質問をつけた。

A店はクイックレスポンスで、その日のうちに返事をくれたが、ギター・ベース以外は買取も引き取り処分もできない。家に取りにも来れない、とのことだった。こちらは即お断りのメールを入れさせていただいた。

B店はその翌日に返事をくれた。 ~ このお店、かつてリズムマシーンの修理をお願いに行ったら、かなり古いが機器だったにもかかわらず熱心に対応してくれて、無事音が出る様になった。そんなこともあり、個人的にはこのお店かなり好印象なのだ。この時の丁寧な対応もあり、何となく売った楽器を大切にしてくれそうな気がするし。見積りの金額も、自分がお値打ちに思っている楽器にはちゃんと高い値段をつけてくれている。家に引き取りには行けないが、発送のキットを事前に送り、運送屋さんを差し向けるサービスがある。自分で運んだら査定5%アップする。下取り扱いの場合、更に10%アップするとのこと。この時点で、C店の返事が遅かったこともあって、返事を待たずB店に決めてしまおうと考えていた。

しかし、である。最後にC店から返事が来たタイミングで悩むことになった。原因は見積内容ではなく、この店で昔から欲しかったギターが店頭処分品で安く売り出されていたことだった。

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楽器好きな方なら分かってもらえると思うが、こういった楽器との「出会い」は、何物にも代えがたいものなのだ。買取価格もB店と遜色ない。家まで出張買取の対応も可、値段が付かない機材は処分もするし、下取り扱いだと査定額は20%アップだそうだ。条件を公平に見てこちらを選ばない理由はない。しかし、B社には好印象を持っているので、しばし悩む。 ~ が、最終的には、断捨離するつもりがムクムクと新しい楽器の購入へと気持ちが傾いて行った。

結局、B店には直接出向いて、ご担当の方には対面でお断りと今回の対応へのお礼を申し上げた。そして、その足でC店に出向く。

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 楽器の引き取りは来週木曜に決まった。

断捨離その2                 ~ 楽器を整理・処分する -その4-。

半年の月日を経て、遂に修理が完了した。車に載っけて家まで運ぶ。

磨き上げられた楽器たちは、イキイキとしたオーラを放っている様だ。 

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さて、次は、引き取ってくれるお店探しだ。写真を添えて、品名、シリアルナンバー、コンデイション、などを書いたリストを準備し、見繕っておいた3店舗を廻る。

断捨離その2                 ~ 楽器を整理・処分する -その3-。

楽器店に引き取りをお願いする前に、知り合いでギターを引き取って大切にしてくれる人がいたら、それに越したことはない。で、大事に使ってくれる人募集の案内を回したところ、一人中学時代からの親友から、赤いレスポールが欲しいと連絡があった。

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全ての楽器の修理はまだ完了していないが、この一本だけ先に修理を完了してもらい、彼の還暦のお祝いにプレゼントした。傷んだ部品が修理・交換され、磨き上げられて見違えったレスポール。急にあげるのが惜しくなるが、それをプレゼントするのが「お値打ち」というもの、と、ご自宅まで届けに行く。彼は、ギターアンプ、ストラップ、ギタースタンド、教則本、等などを買いそろえ待ち構えていた。

裏ブタを外し、「祝・還暦」とサインしてプレゼント。 ~ 大切にしてもらいな、レスポールくん。

 

 

断捨離その2                 ~ 楽器を整理・処分する -その2-。

で、キレイに手入れされた楽器 ~ しかしこの数十年で、ネックが反ってしまっていたり、パーツに割れがあったり、塗装が傷んでいたりしてしまったものが多い。

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自分ではどうしようもないので、まとめて修理工房でメンテナンスしてもらうことに。17本のうち、問題のあった13本を車に載せ、いざという時に頼りにしている摂津市のメンテナンスショップまで運ぶ。

 

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昔、まだ小さかった息子がスタンドに立てかけてあったギターを倒して、ネックがポキリと折れてしまったことがあった。心斎橋にある地元の大手楽器店に修理を依頼するも、同じところが折れるといったことが2度繰り返された。店員に説明を求めたが、そもそも修理を外注しているだけなので「違うところが折れた、云々」と、ろくな説明が聞けなかった。なら、修理工房に直接相談して修理方法を説明してもらい、納得いったらお願いしては・・・と考え、雑誌「ギターマガジン」の広告を見て尋ねたのが、このお店とのお付き合いの始まりだった。~ 職人さんが折れたネックの状況を見て、すぐに直し方を説明してくれた。納得がいったのでその方法で修理してもらい、件のギターは、その後20年間何の問題ない。困ったときにしか行かないが、ちゃんとした仕事とをしてくれる頼りになる工房だ。

事前に「割と沢山の楽器を持ち込むのでよろしく」と、持ち込むものとその状態を記したメモをメールしておいた。持ち込み当日、修理箇所と修理内容の確認は淡々と進み、後日50万円弱の見積もりが送られたて来た(ガ~ン)。

でも、長らく付き合ってくれたかわいい楽器たちである。ここはしっかり直してもらうことに。 ~ で結局、この後、修理に半年間を要することになる。

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断捨離その2                 ~ 楽器を整理・処分する -その1-。

昨年の14日間の断食を機に、普段無意識にやり過ごしている身の回りの「過剰なもの」に敏感になり、断捨離を開始、(→ https://ats-forikoma2019.hatenablog.jp/entry/2019/06/02/064727)

大量の蔵書を整理・処分した話は既に書いた(→ https://ats-forikoma2019.hatenablog.jp/entry/2019/06/16/070110)。

で、私の家には楽器もたくさんある (→ https://www.likeamiracle.me/etc-etc)。 

ギターとベースだけでも17本。ほかにアンプ、リズムマシンエフェクター、キーボード、などなど。楽器は部屋に飾って置く分には美しいのだが、全然手入れが出来てないし、そもそも殆ど弾くことがなくなっている。ギブソンやマーチン、フェンダーといった決して安くない楽器の数々、還暦を機に「中古楽器店に引き取ってもらうとか、何とか整理しないとな」と思っていた。

わたしは、楽器と言うのは今たまたま自分の手元にあるだけで、出来るだけ大切にして次世代に伝えていかないといけないモノだと思っている。特に60年代以前のいい木を使ったギターは貴重だ。~ だからステッカーを貼ったり絶対にしないし、調整はしても改造したりもしない。こういった行為は子供に入れ墨する様なモノだと思っている。~ と言う訳で、中古楽器として楽器店に引き取ってもらうにしても、出来るだけいい状態で送り出してあげたいと考えた。

ずいぶんと以前の話になるが、まず去年の8月のお盆休み、とにかく楽器を磨くことから始めた。

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金属部品はネジ一本まで外し、KURE551に一晩漬けて錆を落とす。指板のフレットも一本いっぽん磨きあげて、さび止めコーティングをする。もちろん金属部品が取り外されたボディはクリーナーで磨き、指板にはレモンオイルを擦り込む。

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毎日4時間弱の睡眠時間で取り組むが、全てのギター・ベースを磨き上げるのに、しっかり9日間かかった。

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今回の断食中の数値・まとめ

 今回の静養院・再入所、再断食中の数値のまとめをしておこうと思う。 

 

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<対 断食開始前・ 断食終了直後>

  ・体 重  (80.60kg-72.80kg)   7.8kgの減

  ・体脂肪       (22.2%-22.3%)       0.1%の増

  ・ウェスト   (93.5㎝-85.5㎝)       8.0cmの減 

<対 断食開始前・静養院退所日>

  ・体 重  (80.60kg-73.60kg)   7.0kgの減

  ・体脂肪       (22.2%-22.1%)       0.1%の減

  ・ウェスト   (93.5㎝-86.9cm)      6.6cmの減 

今回は五日間の断食だったが、体重やウェストの数値が前回の二週間の断食終了時より低い状態で退所できたのは、成果と言える。

前回の経験からいうと、当たり前だが、回復食が始まると体重やウェストは数値が上がる。逆にその数値の上昇に反して体脂肪率が下がり始める。今後、通常食に戻り通常の生活が始まると、一日のカロリー消費量の方がが上がり始めるため、数値はまた下がることになる(はず)。