大河内 敦の裏blog(番外編)

広告会社に勤める一級建築士の断食経験とその後。

2月10日(水) ― 自宅断食5日目・最終日

今日もいい天気だ。窓から朝日が明るく差し込む。

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気分もよく、通常の在宅勤務通りの段取りで一日過ごす。

 

今日は、本断食最終日。

明日からの回復食の準備のため、重湯を作る。断食中に食べ物を作ったりしたら嵐の様な食欲に悩まされるかと思ったが、そうでもない。0.3合のお米を1時間くらい煮てどんぶり一杯分ぐらいの薄いお粥を作り網で漉して重湯にする。漉された方のお米は明後日の朝のお粥にする。

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 今日も昨日と同じ様に、ステレオで音楽を聴きながら本を読み、23時過ぎにベッドに入る。明日は五日間の断食が明ける。

 

2月9日(火) ― 自宅断食4日目

今日はいい天気だ。

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寒い。昨日と同じように6時にラジオのタイマーをかけておいたが、なかなか、布団から出られなかった。昨夜はみぞれが降ったのか、ベランダが白い。

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朝、歯を磨いていると、舌の表面が真っ白になっているのに気が付く。これは、断食を初めて数日すると起こる反応だ。原因は、体の中の毒素が出てきている、とか、食べ物を食べず胃や腸が空っぽになると出てくる反応、とか、言われているが、いずれにしても予期していた反応なので、どうということはない。

今日は寒かったからか、昨日と比べて体の動きが鈍い。精神的には落ち着いているが。

夕方、本断食終了後の食事、その他の計画を考える。メニュー的には、基本、断食日数と同日数のおかゆ生活になる。断食明け初日は、一日重湯と梅干、翌日からおかゆと脂っこくない煮物とお味噌汁、という感じになる。これが、断食終了後5日間の回復食と言うことになる。(お酒は、断食終了後20日後になる。)

明日が本断食最終日、終わるのが待ち遠しいが、その後もしばらく食事的には気が抜けない日が続く。

2月8日(月) ― 自宅断食3日目

今日は平日で、在宅勤務の日なので、朝6時に起床。頭痛や胃の不快感はおさまり、気分がいい。やはり、断食開始は何かとキツいものがある。が、三日目にはおさまるだろうと思っていたが、ドンピシャだったようだ。気持ちも落ち着いている。とても静かな気持ちだ。気力もわいてきた。

今日は、昨日までとは打って変わって、冬型の気圧配置になり寒くなるようだ。朝起きた時はスッキリ晴れていたが、だんだん空に雲が出始める。

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で、明日が寒さの底。こういう天気は気が滅入りがちになるが、幸い断食開始の好転反応もほぼ収まり、気分的には穏やかなのでテレビを観ながら始業時間を待つ。

始業時間に在宅勤務開始の報告メールを会社に入れ、本日の体調や体温などを報告すし、土日の間にあったメールをチェックをする。しばらくすると、新しい仕事の相談のメールが入って来たが、後輩が対応してくれた。

夕刻、みぞれが降り始めた。

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やはり春が近づいているのか、天気は目まぐるしく変わる。

夕方、三日ぶりのシャワーを浴びる。断食中は、体に負担がかかるので湯船につからない方がよい。

この日は、風呂上がりに部屋を暖かくして、三時間ほど音楽を聴きながら本を読む。この二日間は、頭痛がするので音楽を聴く気にならなかったが。断食の中日、ヤマを越えたようだ。

2月7日(日) ― 自宅断食2日目

朝、というか、夜中に目が覚めた。夜中の3時半、暗闇の中でNHKラジオ深夜便を聴きながら、ウトウトと睡眠と覚醒を繰りかえし、朝10時すぎにベッドから出る。今日もいい天気だ。

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昨日と同様、窓を開けて朝の空気を部屋に招き入れる。頭痛はわりと軽くなった。少し気力がわいてきたので、昨日の欅坂を最後まで観てから、今回の自宅断食の記録をブログに書き始める。書きながら、一昨年の断食の時に静養院に持って行って、よく聴いていたPerfumeのFUTURE POPというアルバムを聴く。テクノポップながら、詩情に溢れたアルバム。これからの季節に相応しい。

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昼下がり、だんだん雲が出始める。今晩から大陸の冷たい空気に覆われ、明日はこの2日間と打って変わって寒い日になるそうだ。

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少し疲れた感覚を覚える。相変わらず軽い頭痛もするし、胃の不快感もマシになったとはいえ今日も続いている。ブログを切り上げて、夕刻からベッドに潜りこむ。明日は在宅勤務日、当初の見込み通り、気分がよくなっているといいのだが。      

 

2月6日(土) ― 自宅断食初日

前日は11時過ぎに寝た。目覚ましのラジオを朝の6時にセットしていたのだが、一度目が覚めたものの、ラジオを聴きながらベッドの中でウトウトを繰りかえし、ちゃんと起きたのが昼の11時半。12時間強寝ていたことになる。

天気予報の通り、外はいい天気だ。窓を開け放って、外のひんやりした2月の空気を入れる。 ~ 断食を開始すると眠くなるのは、前回も経験したことだが、まだ本断食の初目を迎えただけなのに、どうも身体の反応が早い様な。

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先生の教えに従い、断食中は出来るだけ「何かしなければ」を考えない様にする。

で、ちょうど発売になった「欅坂46」のドキュメンタリーのBlue-layを観ることに。 ~ このドキュメンタリー、実はすでに劇場で三回観ているのだが、何度もの鑑賞に耐える奥の深さを感じる。今回も今まで気が付いてなかったカット割りの存在にいくつか気づいた。また、劇場での鑑賞と違い、アウトテイクなどの特典映像も、作品への深い理解への手助けになる。

                                            

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結局3時間くらい見ていると、にわかに、頭痛と胃酸がせりあがってくる感覚を覚える。断食初期の典型的な好転反応。頭痛は、食物から糖分が摂取できなくなった脳の反応。これは、今現在身体に蓄えられている脂肪分解が始まると収まる。胃酸がせりあがる感覚は、食物が無くなり空っぽになった胃が、本来の大きさに戻ろうとすることで、結果、胃酸が上までせりあがってくる。 ~ 両方とも、適度な水分補給で楽になる、が、それまでの間は収まるのを我慢するしかない。結局、頭痛に耐えられず、3時前にまたベッドに入ってしまい、本を読む気力もないまま、横になりそのまま断食初日は終わった。どうも、今回は今までより断食に対する体の反応が早い様だ。この調子で行けば好転反応も早く落ち着き、多分、週明けの月曜には充分自宅勤務に耐えれる状況になっていると思う。

2月5日(金) ― 準備日

明日からの本断食開始を前に、準備食の日を設けた。前々日の晩御飯は簡単な煮物や和え物などをおかずにしたお粥。そして、前日の5日は三食とも、お粥に梅干しだけだ。          

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静養院の時と同じ、8時・12時・16時の食事。もちろん物足りないのだが、覚悟が出来ているからか、不思議と空腹感は無い。

自宅での断食を思い立つ。

在宅勤務が続いている。

最初のころは、それまでやっていた仕事の余波もあり、割と忙しくしていたが、そもそも・もともとのキャリアがイベントだったりショールームの様なスペース開発だったりと言った「現場系」なので、こういった「現場」が無い世相になると、することがみるみる減っていく。

最初のころは、出来た余裕で専門分野の事をもう一度勉強しなおしたり、家の整理をしたり、精力的にやってきた。特に、断捨離についてはこのブログでも書いてきたとおりだ。しかし、一年も続くとマンネリになってくる。最初のころと比べると、一週間の経つのが早い。これは、充実した時間が送れていないのだと思う。

で、家にいるのをいいことに、自宅で断食することを考え始めた。今までは、自宅から遠く離れた生駒の山の上で、普段と違う環境で寺井先生の指導のもと断食をしてきたが、その静養院の再開の予定はまだ見えない。では、と、散々、先生から教えてもらった断食メソッドを活用して、自宅で行う事を思い立つ。

仕事や勉強で通っている学校のスケジュールの合間などなどを.勘案し

 ・断食自体は、1月6日~10日の五日間、

 ・準備期間~断食~回復食のトータルな期間を1月5日~15日の十日間と設定した。

8日の週に出社の予定が無いのと、次の学校の講義が18日なので、それまでには回復の期間も十分取れると考えた。また、断食がしんどいのは過去3回の経験では最初の1~2日なので、三日目からの在宅勤務で軽い仕事をするのは問題ない、と踏んだ。 ~ もし調子が悪ければ、会社に休暇の届けを出すが。

また、断食明けの11日が祝日なのが都合がいいのと、断食期間開けの16日が人間ドッグの予定が入ってる。検査数値がどう変化するか、という、興味もあった。

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自宅での断食は、生駒の山の上と違っていろいろ日常のノイズも多いが、幸いうちのあたりは比較的静かな環境に恵まれている。また、頭の2日は3月下旬並みの暖かさだそうだ。 ~ あまりご存じない方も多いと思うが、人間と言うのは普段の食事をすることで体温を上げている様で、食事を抜くととたんに「寒がり」になる。また、当然、食事をしないことはしんどいことなので、断食というのは「気が滅入る」行いなのだ。だから、暖かかったり、天気がいいというのは、断食するときには有難いことなのだ。 ~ さて、どうなりますか。

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