大河内 敦の裏blog(番外編)

広告会社に勤める一級建築士の断食経験とその後。

還暦・定年を前に、断食することを思い立つ。

2019年5月末、私は定年を迎える。 ~ 還暦を迎える新年が明けた1月、その日を前に何かケジメをつけたくなり、いろいろリセットする意味で断食をすることを考え始めた。

有給休暇はかなり余っており、かと言ってあまり積極的に消化するつもりも無かったのだが、もし、長期休暇 = 施設に入り断食するとして、わたしの誕生日が5月28日、7日×4週間=28日ということで、5月1日からちょうど4週間の断食プログラムが組める。かつ今年のゴールデンウィークはまさかの10連休。新元号「令和」初日の5/1~スタート、16日間の有給休暇をとれば(ちなみに、これでも半分も消化できていない。)ちょうど60才の誕生日に断食終了出来る計算になる。

実は20年前に一度、40才になる直前に5日間の完全断食を経験している。当時は断食することで「天使が下りてきて」悟りが開けることを期待したりしていた。しかし、実際はフィジカルな意味ではダイエットに劇的な効果があったものの、精神的にはつらい空腹の思い出しかなく、なんとなく中途半端に終わったという気分だけが残っていた。こんな長期のお休みは定年前ぐらいしか取れないので、再トライするにはいい機会かなと考えると、俄然やる気が出てきた。

でも、施設が空いてない事には始まらないので、20年前にお世話になった奈良県生駒山上にある断食療養所「静養院」に連絡を取ったところ、まだ空きがある模様。一方、定年前というのは退職金や企業年金の受取り、保険証の切り替え、財形や社員持ち株会に加入していればその解約や退会・・・などなど、何かと会社での手続きがありそうなので、人事に「退職直前に4週間も会社休んだら手続き的に何か問題があるか」と問い合わせたところ、昨今の「働き方改革」の風潮からか、「予定を早めに決めて言ってもらえれば、手続きのスケジュールは調整できるので全然問題ない。むしろ、どんどん休むことを推奨します。」みたいなニュアンス。

取り急ぎ、静養院に半金振り込んで入所の予約、あとは無事休める様、周囲との調整を開始することにした。

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