大河内 敦の裏blog(番外編)

広告会社に勤める一級建築士の断食経験とその後。

20年前に断食したときは・・・

1999年、ノストラダムスの年は私が30代最後の年。有難いことに仕事では貴重な体験となる大規模なプロジェクトに参画でき、充実感いっぱい。でも疲労感もいっぱい。

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休日出勤も溜まっていたので、仕事が一段落したところで40歳の誕生日を前に休暇をもらい、この時、件の断食療養所・静養院に二週間のプログラムで入所したのが、私の断食初体験である。今では「ファスティング」という言葉も出来て、断食に興味を持つ人はカジュアルにいるが、当時はかなり珍しがられた。

最初の三日間で食べる量を徐々に減らしていき、水だけの断食がまる五日間、以後六日間で徐々に食べる量を増やして行く、というプログラムだった。 

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( ↑ 写真は、20年前の断食体験記ノート。)

 

五日間の断食中で、印象に残っているのは、   

 ① ひどい偏頭痛になったこと。

 ② 階段を十数段上ると、息が切れ心臓がバクバクして座り込んだ。暇つぶしに持っ

   て行ったギターを弾こうとしても握力が低下してしまって押弦できなかった。

   ~ ことごと左様に体力が低下し、身体に力が入らなくなったこと。

 ③ 難しい事が考えられなくなったこと。(暇つぶしに赤川次郎のミステリー小説など

   を読んでもストーリーが頭の中で整理できず、ついて行けない。)

 ④ 動くと息が切れる & 難しいことは考えられない。よって、基本的に何も出来ない

   ので、ものすごく退屈だったこと。(じっとしてると何かしたくはなるのだが、何

   かしようとしたり、考えようとしたりしても「出来ない」。)

 ⑤ 会社から療養所に電話があったりすると、ものすごくイライラした応対になった

   こと。(お腹が空くとイライラするののひどい状態になった。ちなみに皆こういっ

   た状況に陥る様で、電話機の前に「落ち着いて喋りましょう」の張り紙が貼って

   あった。)

 ⑥ 大きいのも小さいのも、臭くなる。断食が進むと、大きいのは当然出なくなるが

   小さい方はどんどん色が濃くなっていく。悪いものが身体から出て行っている印

   象を持ったこと。

 ⑦ 断食中は体重はもちろん減るが逆に体脂肪率は増え続けたこと。回復食開始後に

   体脂肪率が逆に減り続け、入所当初の数値になってもそれ以上減り続けたこと。

 ⑧ 回復食はさぞや感動的・・・かと思いきや、意外と感慨が無かったこと。

 ⑨ 療養所の方に「どうでしたか」と訊かれ「しんどかった。」と答えたら「5日間

   くらいの断食が一番しんどい。それを超えると逆に楽になってくる。」と言われ

   たこと。

 ⑩ 断食プログラム終了日には意外と体重は減ってなかったが、帰宅してからの一か

   月間どんどん体重が下がり続けたこと。(そもそも胃が小さくなったからか、梅干

   し・みそ汁・ご飯一膳くらいでお腹がいっぱいになる。お酒も少し飲むと、もの

   すごく回ってクラクラするのでこれも一か月くらい飲むのをよした。)

 ⑪ 結局、「悟りの天使」は、下りてこなかったこと。

 

今回は、4週間の入所で、減食3日、断食12~14日間(!)、回復食13~11日間、前回と比べてかなりハードである。どうなるか??