大河内 敦の裏blog(番外編)

広告会社に勤める一級建築士の断食経験とその後。

5月28日(火) - 退所日 断食明け・12日目

明け方、雨が降り始める。入所した日も雨だったことを思い出す。

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朝の礼拝ののち、最後の食事である朝食をいただく。

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朝食 : 米飯 もやしのお味噌汁、昆布と椎茸の佃煮、あつあつゆで卵

院長からの退所後の注意事項を教えてもらう時間を10時半と約束してから、傘を差して再度宝山寺に向かう。

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 ~ 先日の二次試験に引き続き、本日は息子が人事院の面接を受ける日なのだ。再度護摩木をお願いする。「面接官とのやり取りが、スムースに進む様に。」という願いをこめて「円転自在」と書く。

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帰りにお土産屋に寄り、宝山寺のパンフレットを買い、それを眺めながら喫茶コーナーで約一ヶ月ぶりにコーヒーをいただく。

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表面の茶色い泡の層を眺め、コーヒーカップを手で包み暖かさを感じ、香りを嗅ぎ、一口くちに含み、呑みこまずに鼻から息を出してもう一度香りを感じる。 ~ 早朝、しかも雨なので、お客は私一人。窓の外の木もやさしい雨に濡れそぼっている。

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退所日は思わず静かな気持ちで迎えることができた。

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院長先生から、主に食事についての注意事項を聴き、いくつか質問をして、お世話になったお礼を言い、静養院を後にした。

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コミュニティバスに乗り、生駒駅。地下鉄中央線直通の近鉄電車に乗り、本町経由で中之島の勤務先のそばの駅で下車。会社には寄らないが、いつも昼食を食べるカフェテリアで約一ヶ月ぶりに食事をいただく。堂島川越しに雨の北新地が見える。帰ってきたぜ。

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大体いつも通りの献立をいただくが、味付けは濃く感じる。意識しておにぎりと小鉢だけにしたが、やはり胃が小さくなっているからか、すぐお腹がいっぱいになった。

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昼 食 : おにぎり、お味噌汁、チョップサラダ、納豆、豆腐、カラフル野菜の酢の物、蒸し鶏いんげんの和え物

食事を済ませると、重い荷物を持ってまっすぐ自宅に向かう。

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阪急梅田駅から乗った電車の車内で、途中寄った銀行に傘を忘れたことに気が付く。やはり、疲れている様だ。

家に着くと、家族から「痩せた、やせた」と言われる。息子は面接が想定の範囲内で対応できた様で、機嫌がいい。よかった。 ~ そうこうしていると、昨日静養院から発送した荷物が届く。中に詰まった大量の衣料をカミさんに洗濯してもらい、スーパーに買い物に行き、お風呂に入り、夕食をいただくと、部屋にこもってひたすら音楽を聴き続けた。 ~ やはり、我が家はいい。明日からまた会社だ。

次回は、この28日間の断食療養のまとめをしようと思う。