【一旦まとめ】今回の断食療法について。
【退所時の院長の注意事項】
■食事についての考え方
・基本は、食べた後~次の食事の前までの間に、ウェストなどが元に戻る様な食べ方
を続けること。
・何か特別なことをしないと元に戻らないという状況に陥ると、過激なガマンや運動
を強いる結果となり、長続きせずリバウンド、という状況が繰り返されやすい。
抜本的解決というのは、特別なことをしないでも理想体重がキープ出来ている継
続可能なライフスタイルが確立する事しかない。ここを目指す。
・胃腸はまだ本調子でない。また、今は胃が小さくなっているので、胃酸の分泌が促
進されるもの(お酒、カフェイン)は気を付けないと、胃酸が逆流して胸やけなどの
不愉快な症状が出る。
・また、油類、肉類など胃に負担をかける食物は、脂っこくないもの、小さいものな
どから始め、様子を見ながら徐々に慣らしていく、という段取りを踏むこと。
■具体的ステップとメニューのイメージ。
・5月月内は、野菜を中心に、さっぱりした白身魚など。
・6月1日~10日は油の濃くない鶏肉、ささみ、オムライス、親子丼などは可。
この期間は、プロポーション重視で。過ぎた場合は調整する。
・6月11日~ お肉(塊りの小さいもの)、ハンバーグなどのミンチを使用したも
の、野菜のてんぷらなどは可。食事のリズムを整え、過ぎた場合は調整する。
・お酒は、今いきなりいつも通りの飲み方をすると、すごく回る。これから一か月は
ガマンした上で、アルコール濃度の低いものから始めること。最初は、ビールとノ
ン・アルコールビールを混ぜたものを飲みながら、様子を見るのが良い。
・コーヒー、紅茶などは胃酸が出やすいので、最初はミルクを多くして、徐々に調整
する。
【入所期間中の数値の推移】
<対 入所時>
・体 重 (82.0kg-75.8kg) 6.2kgの減
・体脂肪 (23.5%-18.5%) 5.0%の減
・ウェスト (97.0cm-91.5cm) 5.5cmの減
<対 断食終了時>
・体 重 (73.4kg-75.8kg) 2.4kgの増
・体脂肪 (26.3%-18.5%) 7.8%の減
・ウェスト (88.6cm-91.5cm) 2.9cmの増
当初予想をしていた通りだが、回復食が始まると、体脂肪率が劇的な低下を見せた。(上記、棒グラフが体重、折れ線グラフが体脂肪率の変化を示している。断食開始で、体重が減るに従い体脂肪率が上昇、逆に、回復食が開始され体重が増加するに従い、体脂肪率が下がっているのが見て取れる。)
【最後に、今回の断食の印象と学び。】
ダイエット的な意義もさることながら、身体的、精神的なリセットと言うところに断食の大きな意義を感じました。一度何もしない、何も考えない、という時間を一定期間持つと、不思議と廻りの状況に対して敏感になり、感受性が豊かになる様に感じます。あらゆる「過剰」に対して気づき、冷静に対処できる精神状態になれた様に感じます。
~大変意義深いpre還暦休みとなりました。寺井院長、ありがとうございました。