断食後の、心境・体調の変化について。
断食を終えて、少なからず体調・心境の変化があった。一定期間食事や情報から遠ざかったことで、ある種「過剰なもの」に対して敏感に反応するようになった様に感じる。
例えば、食事については、
① 何を食べても、基本的においしい。そんな中でも、おだやかに出汁が効いた煮物などの滋味は、本当においしいと感じる。
逆に普段食べていたものを食べると、味付けが濃く感じる。 ~ 舌については、特に敏感になっている様だ。
② 胃が小さくなっているからか、おいしいものを少しいただくだけで十分満足できる。
③ 何を食べても基本的においしいのだが、脂っこいものは食べた後重く感じ、ストレートなコーヒー・紅茶などのカフェイン類は胸やけする。逆にほとんど飲むことの無かったソイ・ラテなどは本当においしく感じる様になった。
身の回りについては、
① 急に自分の部屋が、散らかっている様に感じ始めた。できれば、「美術館の様に」余計なものの無い、清潔、ミニマム、かつウォームな空間で暮らしたいと思う様になった。
・・・ 断食を終了してから、どうもいろんな意味で、ノイズの無い絞り込まれたモノや情報だけに囲まれた、洗練された生活について考え、あこがれ始めている自分を感じる。これは、定年というものを迎えた自分に神が与えたもうたプラスの変化の様にすら感じる。
●
このblogは、自身の断食体験の記録を残すつもりで始めたので、すでに当初の目的は果たしたことになるのだが、よく考えてみると「断食」は単に「きっかけ」であって、日常に戻った私のこれからの生活や意識の変化にこそ、その本当の意味があるという風に考え始めた。
このことについて、もう少しのあいだ書き続けることにしたいと思う。