6月15日(土) - 後片付けと、4万円の使い道。
今日一日は、プチ断食することにした。先月28日に療養所を出てから約20日間、気を付けながら回復食を食べてきたが、昨日海鮮丼まで行けたので、ここらへんでそろそろ一日だけ食事をガマンしてみることに。
メシは喰わぬが、幸い力仕事もほぼ終わり、外出しなければならない用事もない。
朝から本が撤去された後の細々としたものの整理や、あと残っている専門書の手放す、手放さないの分類をする。 ~ だいたいこういった作業は、取っ掛かり始めは余り細かなことを気にしないで馬力勝負で行われるため作業のスピードも速いのだが、終盤に差し掛かると、細かいものをどうするか一つひとつの整理になるため、いきおいペースが落ちる。
ちなみに専門書は「建築関係」、建築を学び始めた大学時代からの蔵書だ。
こういった本は、傷み具合で一律の価格で引き取るブックオフさんの様なお店ではなく、値段は安くてもいいので、建築専門の古書店に引き取ってもらい、できればこれから建築を学ぶ人たちの有効活用してほしいと思う。
専門書は雑誌・単行本を問わず、とにかく「重い」。黙々と整理作業をする。
そうこうしていると、アマゾンで注文していたものが届く。~ 実は、先日 本を処分した4万円でオーディオケーブルを注文した。中でもそのうちの一本は、普段ならとてもじゃないが買おうとは思わない贅沢なもの。
長さ70cm程度のものだが、一万円以上する。長らく一緒に過ごしてきた本たちとのお別れと引き換えに、せっかくなので一見無駄遣いとも思えるほど高スペックのモノにした。古ぼけた大量の書籍がピカピカ光る一本の最新式のケーブルに化けて、また私のオーディオセットで新たな時を刻み始めるかと思うと感慨深いものがある。
実際、伝導性の高い純銀の導線で、音に透明感が増した様に感じた。