大河内 敦の裏blog(番外編)

広告会社に勤める一級建築士の断食経験とその後。

7月10日(水) -             断食後、初のお酒。

自分自身は今の食生活に満足しているのだが、人付き合いに支障がある。あまり宴会のコースや、鍋や焼肉でワイワイと食事をするということに食指が動かない。ここ2ヶ月のあいだ食事のお誘いをもらっても遠慮させていただいている。あまり食べないでお付き合いする、という方法もあるのだが、やはりこういった席でお酒が飲めないのは決定的に困る。

今までは基本的に回復食というフェーズだったので、自主的にいろいろな食事制限を加えてきたが、そろそろ量的にも質的にも普通の食事に意識的してトライしていこうと思う。

実際のところ、それほどお酒が飲みたいというほどでは無いのだか、やはり飲めた方がいい。いろんな意味でライフスタイルの一番の理想は、「融通無碍」であることだと思う。自分に制限や義務を課す(タガを嵌める) というよりは、やる時はやる、やらない時はやらないと、 自分の意志で自由に (タガを嵌めずに)決められるというスタイル ~ これを食事に置き換えると、会席や行事があるときはしっかりお付き合いする一方、普段の生活で不必要に過剰な飲食はしない、むしろ、今の様に少なくても美味しい食事で満足するスタイルを続ける。「過剰」と「洗練」を自由に行ったり来たり出来ることが理想だ。

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脇道に逸れるが、最近、交友関係についても同じようなことを考える。 ~ 私はもともと一人遊び(本読んだり、楽器いじったり、絵を描いたり、文章書いたり、料理したり・・・)が好きな人間なのだが、定年を迎え老後が見えてくると、年齢・性別・職業・役職といったものに囚われない交友関係というものも、一人でいる時間と同じ重さで大事かな、と、考える様になった。一人思索にふける孤独な時間と、知的な会話を交わせる交友関係、この両方を自由に行ったり来たり出来ることが理想のライフスタイルだと。 ~ しかし、最近、孤独を礼賛する言説が増えたな。多分、高齢化やひきこもりとかで孤独な人間が増えて、自己肯定する必要に駆られている人が増えているンだろうな。

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で、「お酒」である。

療養所退所時に院長先生から「一ヶ月くらいは、お酒を控える様に」と言われていたので、(煮物の味醂やドレッシングに混ぜたの白ワインと言った調味料以外は) アルコールを口にしないで70日が過ぎた。ことここに至っては、別段ガマンしているつもりもないのだが、実は私にはワインをテーマにした交友関係があったりもして、不義理していつまでも飲まないわけにはいかない。そろそろ、飲んでみることにした。

最初なのでビールとノンアルコールビールのハーフ&ハーフ、それで酔い心地の様子を見ることに。(ちなみにおかずは「茄子・竹輪・うす揚げの温かいだし汁」。)

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一口目、おいしい。 ~ 薄まったビールだが、以前より苦みや香りもしっかり感じ取れる。

断食後、舌が敏感になって何を食べても美味しく感じるのはお酒も同じようだ。で、やはりお酒も少量で満足できる・・・と言うか、コップ二杯のんだら身体が熱くなってきた。

以前はお酒を飲むと食欲が亢進していたが、酒量が少ないからかそういった事も無く、普通にいつもの量を美味しくいただき、テレビを見ながらウトウトしてしまった。