大河内 敦の裏blog(番外編)

広告会社に勤める一級建築士の断食経験とその後。

断食後、半年間のまとめ。

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 5月28日に断食療養所を退所してから、11月末で半年が経過した。その間の体重・体脂肪率の変化を書いておきたいと思う。 

断食前を含めた月別の体重と体脂肪率の平均値の推移は、以下の通り。

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9月以降、体重、体脂肪率、ともに増加傾向にありながらもリバウンドという程のこともなく推移している。

以前説明したが、体重・体脂肪率の減少は、断食中ではなく断食後しばらく経ってそのピークが訪れる。今回、体重・体脂肪率の減少のピークは、断食終了後3ケ月目の8月だ。(断食中はそれに比して、体重の減少と並行して体脂肪率の方はむしろ増加傾向になる。)

これは、断食により胃が小さくなり、また味覚も敏感になることで、少量の食事でも満足が得られるようになる一方、退所して通常の生活に戻ることで、運動量やカロリー消費量は断食以前の状態に戻ることからだと考えられる。やがて、胃袋の大きさも元に戻り、飲酒も始めることで、体重も体脂肪も少しずつ元に戻り始める。

体調はというと、断食直後はやはり摂取カロリー不足からか、疲れやすかった様に思えたが、今はすっかりそういう感覚もなく、週二回の筋トレも行えている。ただ少し寂しいのは、断食終了直後は食事量こそ少ないものの何を食べても美味しく、食べ物を口に含むとその滋味が身体に浸み込んでいくような感覚に襲われたものだが、今ではあまりそういうことが無くなってしまったこと。食べたいものを食べたいだけ食べられる状態になったが、朝、断食以降愛飲している豆乳ラテを飲んでいて、ふとあの時の感覚を忘れてしまっていることに気付いたりする。

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人間というのは習慣や段取りで動いていることが多い。朝起きて、朝ご飯を食べながら電車の時間を気にし始め、電車に乗ったら乗ったで今日の仕事の段取りを考えている。会社に向かう道すがら、食べ物屋さんの前を通りかかると、今日は昼飯に何を食おうか考えてたりもする。 ~ 全て、今から先の「段取り」の話だ。そういった生活意識が「習慣化」している。

断食療養所に入ったことで、胃腸を休めさせたこともさることながら、一切段取りや予定のない日々を一定時間過ごしたことに意義があったと思う。 ~ いざ、「習慣の世界」に戻ってくると、普段無意識に行っていることにも「意識的」になる様に思う。食べ物のおいしさにも今まで以上に気が付くし、食べる量についてもおなかの満腹度合いに敏感になる。普段は、あまりこういったことを「意識せず」に、「習慣として」食べている度合いが高いのだと思う。

どちらがより望ましい精神状態かというと、やはりわたしは何事にも「意識的」でありたいと思う。リバウンドより何より、この習慣に流される生活に戻ることを私は恐れる。14日間の断食をする機会というのは、あまりないが、時期をみてまた、3日~5日程度の断食はしてみたいと思う。それだけでも、いろいろなことを思い出し、現在の自分の生活について気が付くことが多々あるだろう。