大河内 敦の裏blog(番外編)

広告会社に勤める一級建築士の断食経験とその後。

退職を機に、ご挨拶回りツアーを目論む。

今回、再就職が決まって38年間務めた今の会社を退職することになったのは、すでに述べた通りだ。で、断食して身体をリセット出来たところで、精神的にもケジメをつけたいと考えた。 ~ 具体的には、前回にも書いたように入社以来お世話になった方々への「ご挨拶廻り」を兼ねた「青春プレイバックツアー」だ。幸い、狙ったようにコロナが下火になってくれた。

1983年入社・本社配属、1996年の関西転勤後の25年は、途中で愛・地球博開催に端を発して2002年から2年8カ月の中部支社勤務を挟んでいる。東京→関西→中部→関西、と、都合38年の会社人生だった。

思い返せば、私にとって数々の有意義な出会いがあり、もちろんシンドイときもあったが、それも込みでそれはそれは幸せなビジネスマン人生を過ごさせてもらったと思う。

何より「食うために働いてるんだから、ガマンする」ということを意識したことは一度たりとも無かった。 ~ わたしの父親は小さな町工場の工場長だった。「辛いことがあってもお前たちの顔を思い出して、毎日ガマンして仕事している。」と、絵にかいたようなブルーカラーの父は、夕食の時に酒を飲んで酔っ払っては子供たちに話していた。(父親は気が短くて、とてもガマンしている様に見えなかったのだが。) ~ いずれにしても、妻や子を養うために働いているという意識を一度も持たずにここまで働けたことは、仕事の内容がそれだけ自己実現に直結しており面白く、経済的にも恵まれてていたという証左だろう。加えて、とても広い世界も見せてもらった。この環境には感謝しなければならない。

で、「プレイバック」である。皆さんも同窓会なんかに参加した際に経験があると思うが、何十年たっても当時の友人と会うと昔の心情が再生され、そのまんまの関係が再現される。~「Playbackー再生ー」と言われる所以である。昔の自分と今の自分を比較して38年の会社生活を総括してみる。 ~ 面白そうじゃないか。

残っている有休消化も兼ねて休暇を12/10~17取得することにして、関係各所に連絡し、ツアープログラムを組むことにしようと考えた。