大河内 敦の裏blog(番外編)

広告会社に勤める一級建築士の断食経験とその後。

12月11日 ツアー二日目。

今日は病気の先輩のお見舞いである。

いろいろ気が回る、というか、「気にしぃ」の後輩が、お見舞用のケーキを調達の上ホテルの前まで迎えに来てくれた。レース用にガチガチにチューンナップされたベンツである。盛大に化石燃料を食いそうだ。

助手席に乗せてもらい、お見舞い先に向かいながら東京本社のかつての同僚の近況を聞かせてもらう。 ~ が、この年になると、誰が亡くなった、誰が病気、というたぐいの話が多い。おまけに誰が不祥事で免職になったみたいな話も続き、頭の10分で結構ゲンナリしてしまう。 ~ 青春プレイバックツアー、前途多難の門出だ。

先輩のおうちのそばに少し早く着いたので、食事しながら時間調整をする。気にしぃの後輩が、卒業祝いと言ってロットリング社のボールペンをプレゼントしてくれた。

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製図機器メーカーのボールペンで、作りがしっかりしておりペン先がブレず、適度な重量が心地良い。ありがたく頂戴した。

注文したお魚のお丼を食べ終わり、先輩のうちにお見舞いに向かうことにしたが、ここでまた気にしぃの後輩が支払を済ませてくれた。確かにシニアの再雇用という立場の私の年収は、多分、彼の1/3位だろう。それを気にしたのか??  ~ いずれにしても、かつての後輩におごられる日が来たことは、感慨深いものがある。

お見舞いは、二階の日当たりのいいダイニングで2時間ほど。結構話が弾んだが、帰る段になってお手洗いを借りて戻ると、後輩が泣きそうになっている。 ~ 難病の先輩を見るというのはつらいことなので、あらかじめ「泣くなよ」と言っておいたのだが、やはり最後はダメだったようだ。

帰る道すがら、また、死んだ、病気だ、懲戒免職だ、の話の続きを聞きながら東京の街を走る。

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この日の夜は、13日の夜の飲み会に予定が合わなかった寮の先輩が誘ってくれ、ありがたくも別席でサシでご一緒させていただくことになった。

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この方は私の一年先輩で、私が入社した時の人事局・教育部で新入社員研修を担当してくれていた。年次が近い先輩で、かつ研修担当と言うのは何かと相談しやすく、しかも同じ寮ということもあり、可愛がってもらった。今は私と同じく退職後のシニアの再雇用だが、各所から講演を依頼される広告メディア・マーケティングスペシャリストで、現役バリバリである。会社とはフリー契約の様な形で報酬を受け取っておられる。 ~ で、ここでもやはり話は健康のことになる。私は58才の時に脊柱管狭窄症で手術をしているが、先輩の坐骨には人工関節が入っているとのこと。レントゲン写真も見せてもらった。

青春プレイバック二日目の教訓は、昔を懐かしむ同じ重さで今の自分の身体を振り返ると、「昔の様には走れないけれど、動けなくなるまで走れ!」ってことでしょうか。