大河内 敦の裏blog(番外編)

広告会社に勤める一級建築士の断食経験とその後。

5月27日(月) - 断食明け・11日目

今日もきれいな朝焼け。暑くなりそうである。

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昨晩は、「白い巨塔」最終回。岡田さんの財前教授は、繊細さや悲しさが足りないと思っていたが、最後のさいごにしっかり悲しい姿を見せてくれた。やはり、この作品、ストーリー・プロットが素晴らしい。

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朝起きて、明日の退所に向けて荷造り。午前中にヤマト運輸さんに来てもらい、荷物を自宅に発送。午後から約一か月ぶりに街中に出る。散髪するのが目的だが、どこまで体力が回復できているかをモニターする意味もある。暑い日差しの中、ゆるゆると参道沿いに徒歩で山から下りていく。 ~ まだ、脚に力が入りにくい様に感じる。木漏れ日の影が濃い。

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街中に出ると、まずは銀行に向かい、入所中の引き落としなどが無事終わっているかの確認。やはり、いつもの月とくらべて残高が多い。お金を使っていないから当たり前か。

散髪屋さんに入る。白くて清潔なインテリアの中、髪の毛も髭も伸び放題のわが姿を、鏡で見ると「むさくるしいおっさん」以外の何物でもない。思い切って五ミリのバリカンで短くしてもらい、かつ、髭もツルリンと剃ってもらう。 ~ さっぱり。素晴らしい気分。店員さんに襟足の写真を撮ってもらう。

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さっぱりした頭で、帰りに駅前スーパーに寄り、リンゴを買って食べる。暑い中歩いてきた身体がクールダウンしていく。

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一旦、静養院に戻り夕飯をいただき、院長に夕べの礼拝を欠席する旨伝える。 ~ その際、やはりまだ脚に力が入りにくい様な気がしたので報告した。院長の話ではまだ栄養が完全に身体の隅々まで行き渡れていないのが原因で、筋肉が落ちている訳ではないから心配はいらない。そのうち治る、とのこと。

食事を終えて、再度外出。今度は銭湯に向かう。 ~ 1996年から6年間、この生駒界隈に住んでいたころ、まだ小さかった息子を連れて通っていた駅前の銭湯「パレス温泉」を目指す。まだ営業しているだろうか?

営業していた!

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昭和の香りが満載。本当に昔のまんまの姿で営業していた。番台のおばちゃんも元気そうだ。小さなスチームサウナで汗をかき、しっかり身体を洗う。断食中~回復食の間は、まだまだ体力が回復していないため、熱いお風呂にしっかり入ると言う事はできなかった。爽快。

帰りにまたスーパーに寄り、夕方の安売りでハネジュメロン・ブロックのパック170円を買い求め、またまたケーブルカーに乗り、食べながら静養院に戻る。夕方の風が窓から入り、熱いお風呂で火照った身体を、メロンとともにクールダウンしてくれた。

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朝 食 : 米飯、麩のお味噌汁、トマト、熱々のゆで卵

遂に今日から、お粥を卒業し米飯である。

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昼 食 : 米飯、焼き茄子&茄子の煮びたし、シイタケの佃煮

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夕 食 : 米飯、高野豆腐・ちくわ・豆の煮もの、ふきの佃煮

 

毎日寝る前に見ていた生駒の街の夜景も今日で見納めだ。

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~ 明日は退所日。

そして、私の60歳の誕生日である。