6月1日(土) - 退職金を少しだけ使う。
わが社では、定年後に再雇用契約で引き続き働く社員には、1~2週間の休暇の取得が義務付けられる。断食でさんざん休んだ後なのにちょっと申し訳ない様な気分になりながら、しっかり休んで今度は家で身の回りの整理にいそしむことにする。
退職日の翌日の6月1日がこれまた土曜始まりで、2週間と言いながら実質16連休になる。で、今日がその初日、前から退職金が出たら買おうと思っていたものを買いに行く。予算は50万円。
一つは、オーディオ機器でドイツのMUTEC社のREF-1という機器。クロックジェネレーターと呼ばれるもので、持っているPCオーディオにつなぐと、音のフォーカスがビシッと決まり、二つのスピーカーの間の各楽器の音や歌手の声の定位が圧倒的にクリアになるというもの。
もともとがスタジオなんかで使うプロ用の機器なので、あまり自宅に持ってる人はいないと思う。そもそも、こんなモノなくても音楽を聴くには支障がないし、これだけのために40万強の出費になる。以前から欲しいのは欲しかったのだが、コスパ的に二の足を踏んでいた。で、今回、カミさんにも相談して退職金で少しだけ贅沢させてもらうことにした。 ~ 実は、住宅ローンを払い終わってからこの2-3年、少しづつオーディオ機器を買いそろえてきており、この機器の購入を持って、私の思い描いていたオーディオ・システムが完成するのだ。多分、人生最後のオーディオセットになる。
次が、「老眼鏡」。 ~ 60才になるまで老眼鏡なしで頑張ってきたが、再雇用スタートとともに今いる部署の経理処理の仕事をお手伝いすることにしたので、間違いがあってはいけない。二週間後の出社の日までに、作ってもらうことにしたのだ。
まず日本橋のオーディオショップに向かい、機器を注文、自宅への発送をお願いしたあと、ハラが減ったので今話題になってる吉野家の「ライザップ牛サラダ」を食べてみた(実は、まだ肉は食わない方がいいのだが)。
結構美味いのはうまいが、ライスが無いので充実感に欠けると思う人が多いだろう。今の自分にはちょうどイイ量だが。でもやはり、醤油系のドレッシングの味が濃く感じられる。
メガネを買いに行く前に、「紀州五代梅」という梅干し屋さんに寄り道した。
断食以降、おいしいものを少しだけいただくと満足できる様になってるので、その少しの食べ物を充実させるべく、いい梅干しを買い楽しみながら食べようと。六種類の梅干しの詰め合わせを買い、いろいろ楽しむことにした。
~ もちろん、梅干しに退職金は使わない。ちなみに、この紀州五代梅は、和歌山に本社を置く高級梅干しのお店で、藤原紀香さんが結婚式の披露宴の引き出物にここの梅干しを配ったことで有名。(実は藤原紀香さんのご両親は和歌山のご出身で、紀香の「紀」は「紀ノ川」の「紀」なのだ。)
そして、最後の買い物。
メガネを見るため、大阪駅前・グラン・フロント6階のパリ・ミキに行く。
私は頭が大きい (頭周りが62cm。少しやせた女の子のウェストより私の頭の方が大きい。) ので、昨今の様に小さ目のメガネが流行っていると、かけられるメガネが限定的なのだ。が、サン・ローランので、うまい具合に頭を締め付けず、かけたときに瞳の位置がレンズ・グラスのセンターにビシッと決まって、かつ、デザインもシンプルで私好みのが見つかった。 ~ 昨日といい今日といい、いい日だな。汚れにくく、傷もつきにくい、薄めで老眼鏡にありがちな渦が巻かないレンズをつけてもらった。占めて7万強。総額は予算内に収まった。完成は9の日曜日。
いろいろ出来上がったり届いたりするのを待ちながら、家の整理をしよう。
5月31日(金) - 定年の日、当日
朝起きたら、風も無く穏やかな曇り空。カーンと晴れているのもいいが、冷涼な曇り空で、ちょっと内省的な気分で定年の朝を迎えるというのも悪くない。
今日は、退職金が出る日。あと、保険証をいったん会社に返上するので、病院に行って薬をもらって置いたりしなければいけない。 ~ と、ここで、退職金と記念写真を撮ることを思いついてしまった。カメラと三脚を持って会社に向かう。
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ちょっと早く出社してあさイチのメールチェックを終え、まず歯医者へ。定年の日に歯石除去など歯のクリーニングをお願いしていた。それが終わって朝10時、銀行に向かい通帳記入をするとすでに退職金が振り込まれていた。
わたしの会社の給与振込口座がある銀行には、残念ながら退職金の優遇金利定期預金と言う商品が無いので、まるまる現金で引き出して、別の銀行に持って行くことに決めていた。
ちょっとドキドキしながら、現金を受け取ってカバンに詰める。急に大金を引き出したものだから、お金の束の封かんに押してあるハンコが日本銀行のままだ。現金輸送車で届いたばかりのお札が、きっと銀行さんの金庫に入る間もなく手渡された、と、推察される。
で、ここで、せっかくなので次の銀行に預けてしまう前に、めったにない機会なのでン千万円の現金と記念写真を撮った。持つとずっしり重いが、見た目は意外とコンパクト。ン千万と聞くと、妄想がふくらむが意外とあっけないモンだな、というのが正直な印象。まぁ、変な幻想持たずに、冷静に自分の退職金の現物を生で見て、そのあっけなさ故に、逆に大切にしないとあっけなく無くなってしまうと思える。いい体験したかな。
で、次にお金を預ける方の銀行に行く。あいにく、まだ退職金の源泉徴収票ができてないので、(預けたお金が、「退職金である」ことを客観的に証明できないため)優遇金利の定期預金口座は開設できない。今日は普通預金口座を開設するだけだ。
新規の口座開設するのは多分十数年ぶりだろう。その間、銀行の窓口もハイテク化が進んでいる様で、朱肉を使わずにセンサーで印影を登録できる機械、筆跡鑑定で自分のサインを登録できる機器とか、目新しい「ハイテク機器」をはじめ、それ以外にもキャッシュカードにデビットカード機能つきなんかはすでに常識らしい(いずれ定期預金にするお金を財布代わりにデビットカードで使うことはありえないので、この機能を外してもらった。ちなみに、あまり外す人はいない様で、外せるかどうか行員さんが確認していた)。
窓口業務を担当してくれた行員さんは、かわいい若奥様で少しおなかが大きい。なんか、「おめでたつながり」と言うか、定年の日に「おめでた」の行員さんが担当してくれると言う、こういった事ひとつで未来が明るいような気分になり嬉しい気分になる。
ン千万のお金を預けてしまうと、やはり多額の現金を持ち歩いて緊張していたのか、急におなかが減った。断食後の食事制限中だが、元気になるものが食べたい・・・と、目の前に「うなぎ屋さん」。
脂っこいものはしばらく控える様言われていたが、今日は特別ということで、一カ月ぶりに魚を食べさせてもらった。しかも、肝吸い、とろろいも付きで。出てきたとき、タレと山椒の香りが幸せな気分にしてくれたが、やはり断食上がりの舌にはウナギのタレと山椒は味が濃すぎた。おなかも重い。痺れた舌と重いおなかで、でも根がケチなもので、全て食べ切って店を出る。
ちょっと後悔しながら、最後に腰痛治療のクリニックの午後の診察時間開始まで、スター・バックスでソイラテを飲み (ストレートなコーヒーは胃酸の分泌を促進するので、まだ控えているという話は以前にした通り。) タワレコでCDを見ながら時間をつぶす。ポイントが1,000円たまってたので、SHE IS SUMMERのhair salonというミニアルバムを買った。
やがて時間になり、クリニックで腰に少し電気治療をしてもらうと、とたんに重かった腰が楽になった。体重が減っているのもいい影響が出ているのかもしれない。ついでに、うなぎで重かったお腹も落ち着いてきた。
と、いうわけで、今日は朝から定年をむかえるにあたっての私用ばかりで、仕事は何もできてないな~、と、思いながらやっと会社に戻る。
保険証を一度人事に返す。また、明日から二週間の定年の特別休暇が与えられているのだが、それが終わるころには新しい保険証がもらえるだろう。
終業時刻になると、部員からお花のプレゼントがあった。
かなりセンスがいい花束で、女性社員の方がお店の人と相談して選んでくれたらしく、自分に似合うと思ってこれに決めてくれたらしい。 ~ また、嬉しくなる。花束を持った私を真ん中に、みんなと記念写真を撮らせてもらった。
帰宅後、せっかくなので、お花を花瓶に生ける前の花束の状態で、もう一度記念写真を撮った。
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ありがとう、みんな。
ありがとう、世界!
今日は嬉しい一日でした。
断食後の、心境・体調の変化について。
断食を終えて、少なからず体調・心境の変化があった。一定期間食事や情報から遠ざかったことで、ある種「過剰なもの」に対して敏感に反応するようになった様に感じる。
例えば、食事については、
① 何を食べても、基本的においしい。そんな中でも、おだやかに出汁が効いた煮物などの滋味は、本当においしいと感じる。
逆に普段食べていたものを食べると、味付けが濃く感じる。 ~ 舌については、特に敏感になっている様だ。
② 胃が小さくなっているからか、おいしいものを少しいただくだけで十分満足できる。
③ 何を食べても基本的においしいのだが、脂っこいものは食べた後重く感じ、ストレートなコーヒー・紅茶などのカフェイン類は胸やけする。逆にほとんど飲むことの無かったソイ・ラテなどは本当においしく感じる様になった。
身の回りについては、
① 急に自分の部屋が、散らかっている様に感じ始めた。できれば、「美術館の様に」余計なものの無い、清潔、ミニマム、かつウォームな空間で暮らしたいと思う様になった。
・・・ 断食を終了してから、どうもいろんな意味で、ノイズの無い絞り込まれたモノや情報だけに囲まれた、洗練された生活について考え、あこがれ始めている自分を感じる。これは、定年というものを迎えた自分に神が与えたもうたプラスの変化の様にすら感じる。
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このblogは、自身の断食体験の記録を残すつもりで始めたので、すでに当初の目的は果たしたことになるのだが、よく考えてみると「断食」は単に「きっかけ」であって、日常に戻った私のこれからの生活や意識の変化にこそ、その本当の意味があるという風に考え始めた。
このことについて、もう少しのあいだ書き続けることにしたいと思う。
【一旦まとめ】今回の断食療法について。
【退所時の院長の注意事項】
■食事についての考え方
・基本は、食べた後~次の食事の前までの間に、ウェストなどが元に戻る様な食べ方
を続けること。
・何か特別なことをしないと元に戻らないという状況に陥ると、過激なガマンや運動
を強いる結果となり、長続きせずリバウンド、という状況が繰り返されやすい。
抜本的解決というのは、特別なことをしないでも理想体重がキープ出来ている継
続可能なライフスタイルが確立する事しかない。ここを目指す。
・胃腸はまだ本調子でない。また、今は胃が小さくなっているので、胃酸の分泌が促
進されるもの(お酒、カフェイン)は気を付けないと、胃酸が逆流して胸やけなどの
不愉快な症状が出る。
・また、油類、肉類など胃に負担をかける食物は、脂っこくないもの、小さいものな
どから始め、様子を見ながら徐々に慣らしていく、という段取りを踏むこと。
■具体的ステップとメニューのイメージ。
・5月月内は、野菜を中心に、さっぱりした白身魚など。
・6月1日~10日は油の濃くない鶏肉、ささみ、オムライス、親子丼などは可。
この期間は、プロポーション重視で。過ぎた場合は調整する。
・6月11日~ お肉(塊りの小さいもの)、ハンバーグなどのミンチを使用したも
の、野菜のてんぷらなどは可。食事のリズムを整え、過ぎた場合は調整する。
・お酒は、今いきなりいつも通りの飲み方をすると、すごく回る。これから一か月は
ガマンした上で、アルコール濃度の低いものから始めること。最初は、ビールとノ
ン・アルコールビールを混ぜたものを飲みながら、様子を見るのが良い。
・コーヒー、紅茶などは胃酸が出やすいので、最初はミルクを多くして、徐々に調整
する。
【入所期間中の数値の推移】
<対 入所時>
・体 重 (82.0kg-75.8kg) 6.2kgの減
・体脂肪 (23.5%-18.5%) 5.0%の減
・ウェスト (97.0cm-91.5cm) 5.5cmの減
<対 断食終了時>
・体 重 (73.4kg-75.8kg) 2.4kgの増
・体脂肪 (26.3%-18.5%) 7.8%の減
・ウェスト (88.6cm-91.5cm) 2.9cmの増
当初予想をしていた通りだが、回復食が始まると、体脂肪率が劇的な低下を見せた。(上記、棒グラフが体重、折れ線グラフが体脂肪率の変化を示している。断食開始で、体重が減るに従い体脂肪率が上昇、逆に、回復食が開始され体重が増加するに従い、体脂肪率が下がっているのが見て取れる。)
【最後に、今回の断食の印象と学び。】
ダイエット的な意義もさることながら、身体的、精神的なリセットと言うところに断食の大きな意義を感じました。一度何もしない、何も考えない、という時間を一定期間持つと、不思議と廻りの状況に対して敏感になり、感受性が豊かになる様に感じます。あらゆる「過剰」に対して気づき、冷静に対処できる精神状態になれた様に感じます。
~大変意義深いpre還暦休みとなりました。寺井院長、ありがとうございました。
5月28日(火) - 退所日 断食明け・12日目
明け方、雨が降り始める。入所した日も雨だったことを思い出す。
朝の礼拝ののち、最後の食事である朝食をいただく。
院長からの退所後の注意事項を教えてもらう時間を10時半と約束してから、傘を差して再度宝山寺に向かう。
~ 先日の二次試験に引き続き、本日は息子が人事院の面接を受ける日なのだ。再度護摩木をお願いする。「面接官とのやり取りが、スムースに進む様に。」という願いをこめて「円転自在」と書く。
帰りにお土産屋に寄り、宝山寺のパンフレットを買い、それを眺めながら喫茶コーナーで約一ヶ月ぶりにコーヒーをいただく。
表面の茶色い泡の層を眺め、コーヒーカップを手で包み暖かさを感じ、香りを嗅ぎ、一口くちに含み、呑みこまずに鼻から息を出してもう一度香りを感じる。 ~ 早朝、しかも雨なので、お客は私一人。窓の外の木もやさしい雨に濡れそぼっている。
退所日は思わず静かな気持ちで迎えることができた。
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院長先生から、主に食事についての注意事項を聴き、いくつか質問をして、お世話になったお礼を言い、静養院を後にした。
コミュニティバスに乗り、生駒駅。地下鉄中央線直通の近鉄電車に乗り、本町経由で中之島の勤務先のそばの駅で下車。会社には寄らないが、いつも昼食を食べるカフェテリアで約一ヶ月ぶりに食事をいただく。堂島川越しに雨の北新地が見える。帰ってきたぜ。
大体いつも通りの献立をいただくが、味付けは濃く感じる。意識しておにぎりと小鉢だけにしたが、やはり胃が小さくなっているからか、すぐお腹がいっぱいになった。
食事を済ませると、重い荷物を持ってまっすぐ自宅に向かう。
阪急梅田駅から乗った電車の車内で、途中寄った銀行に傘を忘れたことに気が付く。やはり、疲れている様だ。
家に着くと、家族から「痩せた、やせた」と言われる。息子は面接が想定の範囲内で対応できた様で、機嫌がいい。よかった。 ~ そうこうしていると、昨日静養院から発送した荷物が届く。中に詰まった大量の衣料をカミさんに洗濯してもらい、スーパーに買い物に行き、お風呂に入り、夕食をいただくと、部屋にこもってひたすら音楽を聴き続けた。 ~ やはり、我が家はいい。明日からまた会社だ。
次回は、この28日間の断食療養のまとめをしようと思う。
遂に、退所日を迎える。 そして、私は60才になった。
遂に退所日、還暦初日の朝が明けた。
おつかれさま、
そして、
おめでとう、「ワタシ」。
5月27日(月) - 断食明け・11日目
今日もきれいな朝焼け。暑くなりそうである。
昨晩は、「白い巨塔」最終回。岡田さんの財前教授は、繊細さや悲しさが足りないと思っていたが、最後のさいごにしっかり悲しい姿を見せてくれた。やはり、この作品、ストーリー・プロットが素晴らしい。
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朝起きて、明日の退所に向けて荷造り。午前中にヤマト運輸さんに来てもらい、荷物を自宅に発送。午後から約一か月ぶりに街中に出る。散髪するのが目的だが、どこまで体力が回復できているかをモニターする意味もある。暑い日差しの中、ゆるゆると参道沿いに徒歩で山から下りていく。 ~ まだ、脚に力が入りにくい様に感じる。木漏れ日の影が濃い。
街中に出ると、まずは銀行に向かい、入所中の引き落としなどが無事終わっているかの確認。やはり、いつもの月とくらべて残高が多い。お金を使っていないから当たり前か。
散髪屋さんに入る。白くて清潔なインテリアの中、髪の毛も髭も伸び放題のわが姿を、鏡で見ると「むさくるしいおっさん」以外の何物でもない。思い切って五ミリのバリカンで短くしてもらい、かつ、髭もツルリンと剃ってもらう。 ~ さっぱり。素晴らしい気分。店員さんに襟足の写真を撮ってもらう。
さっぱりした頭で、帰りに駅前スーパーに寄り、リンゴを買って食べる。暑い中歩いてきた身体がクールダウンしていく。
一旦、静養院に戻り夕飯をいただき、院長に夕べの礼拝を欠席する旨伝える。 ~ その際、やはりまだ脚に力が入りにくい様な気がしたので報告した。院長の話ではまだ栄養が完全に身体の隅々まで行き渡れていないのが原因で、筋肉が落ちている訳ではないから心配はいらない。そのうち治る、とのこと。
食事を終えて、再度外出。今度は銭湯に向かう。 ~ 1996年から6年間、この生駒界隈に住んでいたころ、まだ小さかった息子を連れて通っていた駅前の銭湯「パレス温泉」を目指す。まだ営業しているだろうか?
営業していた!
昭和の香りが満載。本当に昔のまんまの姿で営業していた。番台のおばちゃんも元気そうだ。小さなスチームサウナで汗をかき、しっかり身体を洗う。断食中~回復食の間は、まだまだ体力が回復していないため、熱いお風呂にしっかり入ると言う事はできなかった。爽快。
帰りにまたスーパーに寄り、夕方の安売りでハネジュメロン・ブロックのパック170円を買い求め、またまたケーブルカーに乗り、食べながら静養院に戻る。夕方の風が窓から入り、熱いお風呂で火照った身体を、メロンとともにクールダウンしてくれた。
遂に今日から、お粥を卒業し米飯である。
毎日寝る前に見ていた生駒の街の夜景も今日で見納めだ。
~ 明日は退所日。
そして、私の60歳の誕生日である。