6月8日(土) - 常備菜をつくる・その2。
前回作った常備菜が少なくなってきたため、追加の制作にかかる。
これをベースにしながら、梅干しや海苔の佃煮などを付け加えながら毎日いただくことにする。断食を機に、出汁の効いたおかずが好みになっている。
6月6・7日(木・金) - 断捨離と並行して、オーディオのセッティング。
6月1日の記事で、退職金を少しだけ使い追加のオーディオ機器を購入したという話は既にした。で、今回の断捨離大掃除に並行して、オーディオをセッティングもやり直している。こまごましたアクセサリーなどは別にして、もう大掛かりなオーディオの組み換えは考えられない。今回の購入機器がほぼ私の人生の最終兵器になる。 ~ 人生最後のオーディオセット、気合を入れてセッティングしていく。
機器のべースに重量級の人工石ボードを敷き、その上に機器を積み上げていく。振動が苦手な機器の下にはインシュレーターを履かせる。接続ケーブルなども、あらかじめラック裏にセットしたネットにインシュロックなどで完全に固定した(これは重いケーブルで接続端子に負荷をかけない様にする為だ)。最後はスピーカーの向きをミリ単位で調整する。
音叉の様にクリアで、定位のフォーカスも決まった。このセットで音楽をいつまでも聴いていたくなる。ここ1~2年の私の楽しみだ。
断食以降、自分の廻りの環境をどんどん洗練させていきたい衝動に駆られている。今回のオーディオ環境のセットアップは、その象徴的な事例。 ~ これは、いたずらに買い物をしたり、飲み食いに明け暮れたいと言った生活から比べると、建設的な日常かと。
6月5日(水) - 初めてシニア割で映画を観る。
断捨離を開始して、まず、観なくなったDVDや、古着で比較的状態のいいものをリサイクルショップに持っていく。8,000円くらいになった。
せっかく街中に出たので、前から観たかった映画を観てから帰ることにした。ちなみに、本日「シニア割デビュー」である。
「賭ケグルイ✕✕」と「KINGDOM」。
前回映画を観たのは「雪の華」だった。心に残る、いい映画だったが、今回は二本ともエンターテーメント全開である。
特に「賭ケグルイ✕✕」には、ここ2年ほど完全にハマっており、テレビドラマ、テレビアニメ、原作のコミックスはアンソロジー・スピンオフの類まで眼を通し、主題歌もダウンロードしてWalkmanで聴いている。~ 一言でいうと、強烈にテンションが高いコンテンツだ。テーマがギャンブルと言うのもあるのだが、それに見合っただけのドラマチックで重層的なストーリー展開、出演者の振り切れた演技と顔芸、そしてそのテンションに呼応する様に画面に展開される「過剰な赤」が私を魅了する。 ~ 断食で「過剰にものに敏感になった」と前回書いたが、こういったコンテンツものは別らしい。
60才になったのでシニア割で一本1,200円で観ることができる。今回はその初体験だ。通常の一本1,800円だから、2本分の料金で3本観られる勘定だ。そもそも安売りチケットショップより安いという・・・シネ・リーブルに至っては1,100円である。
シニア割には年齢確認が必要だろうから、有人の窓口での購入なのかと思いきや、通常のチケット販売機に「シニア割」というボタンがある。 ~ ちなみに調べてみると、ネットの事前購入でも券種選択画面のメニューに「シニア割」というコマンドがある。~ すばらしい。シニアデビュー後の一つの大事な楽しみとして、今後多いに活用させてもらおう。
6月3日(月) - 常備菜を作る。
何度も書いている様に、断食をしてから嗜好に変化が現れ、カミさんも私の食べ物の傾向が変わって戸惑っている。
胃袋が小さくなったのであまり食べられない。どうせ少ししか食べられないなら、自分の好みに合ったおいしいものを食べたい。今日から断捨離に着手することもあり、常備菜として自分で食べたいものを作っておけば、カミさんも助かるし、食事の準備にかかる時間も節約でき、しかも本当に食べたいものだけを食べられて自分もハッピーだ。
① 高野豆腐とふきの煮物
実は「蕗」を料理するのは、60才の人生ににおいて今回が初めてである。
出汁で煮込む前に、塩摺りして、軽く湯がき、皮をむく。すると美しい薄翠の身が現
れる。私に日本画の心得があれば、岩絵の具で描きたいほどの美しさだ。
これをだし汁で煮た高野湯豆腐に加える。
② 春菊の白和え
すり鉢ですりごまを作り、よく水切りした木綿豆腐とだし汁をあえ、最後に湯がいた
春菊を刻んだものを混ぜる。
③ もずくと野菜の酢の物
もずくを30秒ほどゆでて、磯臭さを抜いたところに、レモンのしぼり汁・皮を刻ん
だものを加えて、もずく酢を作る。更に針しょうが、塩摺りして湯がいたオクラ、半
分に切ったミニトマト、刻み大葉、をまぜ、醤油・砂糖で味を調える。
更に今日は土鍋でご飯を炊く。お焦げ付きの香ばしいご飯が炊きあがった。
これにこの間買ってきた紀州五代梅があれば、優に一週間は持つ常備菜の出来上がりだ。 (ちなみに、みそ汁はカミさんのお手製。)
6月3日(月) - 断捨離を開始する。
二週間の休みなので、通勤用のスーツ・ジャケットなどをクリーニングに出しに行った。クリーニング屋さんは、芦屋駅近くの水洗い専門店。
実は私はかなりの汗っかきで、ダークカラーの麻のスーツなどをしばらく着続けると、汗に含まれた塩分で見事なまだら模様が表面に浮かび上がる。こうなると、ドライクリーニングでは塩分が抜けてくれないので、近所に水洗いのクリーニング店がないときは、アクロンで自分で水洗いしていた。
今の場所に引っ越してからは、このクリーニング店が私の御用達だ。水洗いであることもさることながら、出した衣服が少しでも傷んでいるとクリーニングに責任が持てないとクドクド言ってくる店が多い(ドライクリーニング店は取次店がほとんどで、自分たちで洗濯しないから、いきおいこう言ったエクスキューズが増える。)中、こちらのお店はインショップ・クリーニングなので、うるさいことを言わず丁寧な仕事をしてくれるので気に入っている。(ただし、自分たちで出来ないことはハッキリ断られる。ちなみにシルクのネクタイなんかは水洗いしてくれない。あと、お値段も少し高め。)
いつも、クリーニングが終わりきれいになって帰ってきた服たちも、サッパリして喜んでいる様に感じる。
お店のお母さんに服を渡すと、めずらしく「お名前は?」と尋ねられた。「大河内です。」と答えると「あ~、カンジ変わって分らんかったわ。そういえば、服が大河内さんやね。」 ~ どうも、痩せたのでわからなかったらしい。そんなに変わったか?
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「断食してから、モノが多すぎるので整理したくなった」とは、以前に書いた。
服をクリーニングに出して、空になったハンガーラックを眺めていると、ムクムクとその気持ちが強くなる。
午後から大掃除に着手。先ずは、飾り棚に置いてあるものを全部卸し、棚板も外し徹底的に拭くところから始める。
夕方には、BOOK-OFFに電話して、本の引き取りを依頼した。高さ2.2m×幅30cmの本棚×10~12本、優に2千冊を超えるだろう。来週13日木曜日10時半~。
あとは、
・明日以降、家具も動かし、隠れた部分も徹底的に拭き掃除する。
・たくさんある楽器の整理。具体的には、半分以上を売却する。その前段階として、売るもの・残すものを整理する。売る楽器は家から旅立つ前にメンテナンスしてピカピカにしてあげよう。
・今回購入した私のオーディオ最終兵器、REF-10を接続するにあたり、機器の再設置・チューニングを行う。ケーブルを含めた機器すべてを拭き掃除し、インシュロック等で整理、固定する。
・あと、見なくなったDVDとか、古着として売れる服を売却する、とか。
などなど、二週間後の新しいスタートを切るために出来るだけ身の回りのノイズを整理しておこう。
6月2日(日) - 家族で誕生会をする。
私の誕生日は5/28、息子の誕生日は5/31で日付が近いので、毎年誕生会は合同である。
うちのカミさんは家族の行事に関しては割と無頓着な方なので、クリスマスのケーキも結婚記念日のお花も、用意するのは私の役目になっている。息子も今年で22才なので、もうバースデーパーティでもないのだが、こういった事は照れずにする様にしないと、夫婦が年を取り、子供も独立心が強くなるにしたがって、どんどん家族の関係が味気ないものになっていくので、ろうそくが灯ったケーキを目の前に父親の指示で、家族そろって毎年しっかり ♫~ハッピーバースデートゥーユーと(手拍子付きで)歌わせる。
私の還暦に合わせて、と言う訳でも無いのだが、今回はまっ赤なストロベリーのケーキ。
うちの近所にかなり人気のケーキ屋さんがあり、いつもそこで注文している。素材が吟味されていて、使われているフルーツの香りもいい。今回のいちごも適度な酸味が心地よく、また、底にひかれている固めのクッキーのベースも香ばしく歯ごたえがあってよろしい。が、断食明けの舌には、やっぱり甘すぎた。食べ終わっても口の中に生クリームの甘さと脂っぽさが口の中に残っている様に感じる。ふだんなら何も感じずに満足しているのだが。