大河内 敦の裏blog(番外編)

広告会社に勤める一級建築士の断食経験とその後。

5月11日(土)  ー 本断食9日目

今日も朝からよく晴れている。多分、入所してから最高気温を記録することになると思う。天気予報では28度まで上がるそうだ。4日前は28年ぶりの低温だったのだが。

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体重の減少はやや落ち着いてきて、逆に体脂肪・ウェストの減少傾向なのは昨日と同じ。

気分は悪くないのだが、少し長い会話をしたりメールのやり取りがあるとビックリするほど疲れる。昨日も院長先生と一時間余りお話をする機会があったのだが、途中で辛くなり、失礼ながら途中で話を切り上げて部屋で寝てしまった。ソファーから立ち上がるのも太ももに力が入りにくくなっており、勢いをつけないといけない。

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何度か話に出ていた、65歳になる寺井先生が打たれていた「般若の滝」は、静養院から歩いて20分足らずのところにある。そこに至る道沿いには、緑に恵まれた景色のいいところに普通に民家が立ち並び、ホンマにこの道でええんやろか、と不安になるころに遠くから滝の音が聞こえてくる。小さな橋を渡ると左手に「般若の滝」に至るアプローチがある。

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中に入ると、周りの豊かな木々と滝のマイナスイオンで非常に清涼な空気に包まれていながら、かつ、霊場としてのちょっと怖いような雰囲気もあり、ここに来るまでの民家が立ち並ぶ普通の世界から、突然別世界にカットインした様な感覚におそわれる。

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この道は古くは宝山寺に至る参道で、昔この滝の前には茶店が開かれており、山道を歩いてきた参拝者がこのマイナスイオンいっぱいの滝の前で休憩していたらしい。また、霊場と言う事でもあり、ここで滝に打たれた参拝者や療養者もいたのだろう。

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般若の滝に打たれる寺井先生。昭和39年

入所して断食が始まった日、ここに来てお参りし「断食が有意義なものになります様に。」とお祈りした。