大河内 敦の裏blog(番外編)

広告会社に勤める一級建築士の断食経験とその後。

2月12日(金) ― 断食明け2日目

今日は、曇り。空は朝から雲に覆われている。ただ、放射冷却も無かったので暖かい。昨晩は、久しぶりに電気アンカも使わずに寝ることが出来た。

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朝食のおかずは昨日と同じで「梅干」。ただし、今日は重湯ではなく、おかゆだ。一昨日に重湯を作った際に、ろ過して残ったご飯粒をもう一度加水・加熱して作ったもの。ごくごく薄いものだけれど。 あと、今日からお味噌汁も付けた。   

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朝 食:1.5分くらいのおかゆ、梅干-白干梅-、わかめの味噌汁。

朝食後、在宅勤務開始までテレビを観ていると便意を催す。タイミング的には、断食中に出てなかった滞留便だろう。もう少し早く出てくれてれば、空っぽなお腹で断食出来てよかったのに。その後体重計に乗ると、体脂肪率が上がっていた。断食を始めると、体内の脂肪が分解され始めて血液中に溶け出すと体脂肪率が上がる現象が起こる。これも、断食終了後に起こるとは。前回の五日間の断食と最終的に数値比較してみよう。                                                                                   ●

昼食のおかずは、高野豆腐・切り干し大根といんげん豆の煮もの。1週間ぶりの固形物である。

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昼 食:1.5分がゆくらいのおかゆ、高野豆腐・切り干し大根といんげんの煮物、 わかめの味噌汁。

煮物を一口食べる。うまい! 高野豆腐にしみ込んだ出汁が身体の中にしみわたるカンジがする。昨日は、重湯と梅干だけの食事だったが、それでも少し胸やけがしたので、これらの汁っぽいメニューを15分以上かけて、ゆっくりいただく。

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夕食は、昼食と同じメニューだが、おかゆを少し濃いめに作った。大根おろしと一緒に食べてみて、食後に様子をみる。

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夕 食:5分がゆ、高野豆腐・切り干し大根といんげんの煮物、わかめの味噌汁、大根おろし

無事食べ終えた。不快感もない。

断食後、食事に固形物が入るころから元気が出てくるのだが、基本的にこのころの食事の総カロリーは基礎代謝に必要な分すら満たしてない。元気になったのに任せて歩き回ったり運動したりすると、そちらにカロリーが消費され、肝心の消化や排せつに回せず便秘になったりむくんだりといった症状ず出るらしい。(普段あまり意識しないが、食事、消化、排せつにはそれなりにカロリーが必要なのだ。)

断食後は食事はもちろん、運動も一拍遅らせて行うのが良い。

2月11日(木・祝) ― 断食明け初日

五日間の自宅断食が明けた。朝からいい天気である。

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朝食に 昨日作っておいた重湯と梅干しをいただく。五日ぶりの食事の割には、意外と興奮も無く落ち着いた気分である。ただ、重湯をスプーンですくって口の中に入れると、滋味が身体にしみ込んでいくような感覚に襲われる。甘く味付けされた紀州の梅干しのフルーティな味わいも舌の上に心地良い。やはり、断食は感覚を鋭くさせる。こと、味覚についてはかなり敏感になる様に思う。

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朝 食 : 重湯と梅干し(紀州五代梅)

少ない朝食だが、しっかり満足した。今日は、三食とも重湯と梅干しの食事である。こんな軽い食事でも、食後軽く胸やけがする。やはり食事に関しては、気を付けて徐々に慣らしていく必要がある。          

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昼 食 : 重湯と梅干し(黒糖黒酢仕込み)

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夕 食 : 重湯と梅干し(こんぶ梅)

本日の自宅断食の本断食終了を記念して、セルフィーを撮る。

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2月10日(水) ― 自宅断食5日目・最終日

今日もいい天気だ。窓から朝日が明るく差し込む。

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気分もよく、通常の在宅勤務通りの段取りで一日過ごす。

 

今日は、本断食最終日。

明日からの回復食の準備のため、重湯を作る。断食中に食べ物を作ったりしたら嵐の様な食欲に悩まされるかと思ったが、そうでもない。0.3合のお米を1時間くらい煮てどんぶり一杯分ぐらいの薄いお粥を作り網で漉して重湯にする。漉された方のお米は明後日の朝のお粥にする。

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 今日も昨日と同じ様に、ステレオで音楽を聴きながら本を読み、23時過ぎにベッドに入る。明日は五日間の断食が明ける。

 

2月9日(火) ― 自宅断食4日目

今日はいい天気だ。

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寒い。昨日と同じように6時にラジオのタイマーをかけておいたが、なかなか、布団から出られなかった。昨夜はみぞれが降ったのか、ベランダが白い。

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朝、歯を磨いていると、舌の表面が真っ白になっているのに気が付く。これは、断食を初めて数日すると起こる反応だ。原因は、体の中の毒素が出てきている、とか、食べ物を食べず胃や腸が空っぽになると出てくる反応、とか、言われているが、いずれにしても予期していた反応なので、どうということはない。

今日は寒かったからか、昨日と比べて体の動きが鈍い。精神的には落ち着いているが。

夕方、本断食終了後の食事、その他の計画を考える。メニュー的には、基本、断食日数と同日数のおかゆ生活になる。断食明け初日は、一日重湯と梅干、翌日からおかゆと脂っこくない煮物とお味噌汁、という感じになる。これが、断食終了後5日間の回復食と言うことになる。(お酒は、断食終了後20日後になる。)

明日が本断食最終日、終わるのが待ち遠しいが、その後もしばらく食事的には気が抜けない日が続く。

2月8日(月) ― 自宅断食3日目

今日は平日で、在宅勤務の日なので、朝6時に起床。頭痛や胃の不快感はおさまり、気分がいい。やはり、断食開始は何かとキツいものがある。が、三日目にはおさまるだろうと思っていたが、ドンピシャだったようだ。気持ちも落ち着いている。とても静かな気持ちだ。気力もわいてきた。

今日は、昨日までとは打って変わって、冬型の気圧配置になり寒くなるようだ。朝起きた時はスッキリ晴れていたが、だんだん空に雲が出始める。

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で、明日が寒さの底。こういう天気は気が滅入りがちになるが、幸い断食開始の好転反応もほぼ収まり、気分的には穏やかなのでテレビを観ながら始業時間を待つ。

始業時間に在宅勤務開始の報告メールを会社に入れ、本日の体調や体温などを報告すし、土日の間にあったメールをチェックをする。しばらくすると、新しい仕事の相談のメールが入って来たが、後輩が対応してくれた。

夕刻、みぞれが降り始めた。

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やはり春が近づいているのか、天気は目まぐるしく変わる。

夕方、三日ぶりのシャワーを浴びる。断食中は、体に負担がかかるので湯船につからない方がよい。

この日は、風呂上がりに部屋を暖かくして、三時間ほど音楽を聴きながら本を読む。この二日間は、頭痛がするので音楽を聴く気にならなかったが。断食の中日、ヤマを越えたようだ。

2月7日(日) ― 自宅断食2日目

朝、というか、夜中に目が覚めた。夜中の3時半、暗闇の中でNHKラジオ深夜便を聴きながら、ウトウトと睡眠と覚醒を繰りかえし、朝10時すぎにベッドから出る。今日もいい天気だ。

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昨日と同様、窓を開けて朝の空気を部屋に招き入れる。頭痛はわりと軽くなった。少し気力がわいてきたので、昨日の欅坂を最後まで観てから、今回の自宅断食の記録をブログに書き始める。書きながら、一昨年の断食の時に静養院に持って行って、よく聴いていたPerfumeのFUTURE POPというアルバムを聴く。テクノポップながら、詩情に溢れたアルバム。これからの季節に相応しい。

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昼下がり、だんだん雲が出始める。今晩から大陸の冷たい空気に覆われ、明日はこの2日間と打って変わって寒い日になるそうだ。

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少し疲れた感覚を覚える。相変わらず軽い頭痛もするし、胃の不快感もマシになったとはいえ今日も続いている。ブログを切り上げて、夕刻からベッドに潜りこむ。明日は在宅勤務日、当初の見込み通り、気分がよくなっているといいのだが。      

 

2月6日(土) ― 自宅断食初日

前日は11時過ぎに寝た。目覚ましのラジオを朝の6時にセットしていたのだが、一度目が覚めたものの、ラジオを聴きながらベッドの中でウトウトを繰りかえし、ちゃんと起きたのが昼の11時半。12時間強寝ていたことになる。

天気予報の通り、外はいい天気だ。窓を開け放って、外のひんやりした2月の空気を入れる。 ~ 断食を開始すると眠くなるのは、前回も経験したことだが、まだ本断食の初目を迎えただけなのに、どうも身体の反応が早い様な。

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先生の教えに従い、断食中は出来るだけ「何かしなければ」を考えない様にする。

で、ちょうど発売になった「欅坂46」のドキュメンタリーのBlue-layを観ることに。 ~ このドキュメンタリー、実はすでに劇場で三回観ているのだが、何度もの鑑賞に耐える奥の深さを感じる。今回も今まで気が付いてなかったカット割りの存在にいくつか気づいた。また、劇場での鑑賞と違い、アウトテイクなどの特典映像も、作品への深い理解への手助けになる。

                                            

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結局3時間くらい見ていると、にわかに、頭痛と胃酸がせりあがってくる感覚を覚える。断食初期の典型的な好転反応。頭痛は、食物から糖分が摂取できなくなった脳の反応。これは、今現在身体に蓄えられている脂肪分解が始まると収まる。胃酸がせりあがる感覚は、食物が無くなり空っぽになった胃が、本来の大きさに戻ろうとすることで、結果、胃酸が上までせりあがってくる。 ~ 両方とも、適度な水分補給で楽になる、が、それまでの間は収まるのを我慢するしかない。結局、頭痛に耐えられず、3時前にまたベッドに入ってしまい、本を読む気力もないまま、横になりそのまま断食初日は終わった。どうも、今回は今までより断食に対する体の反応が早い様だ。この調子で行けば好転反応も早く落ち着き、多分、週明けの月曜には充分自宅勤務に耐えれる状況になっていると思う。